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癒しのバラ

2018年月19日

バラの香りには癒しの効果があると言われています。

最近バラの香りに抗うつ効果がある、というマウスを用いた実験が少し話題になりました。

バラは2万種類を超える最も品種改良が進んだ植物と言われています。

歴史も古く、様々な国のバラ科植物が品種改良に使われ、様々な用途で用いられています。

日本の植物で言えばつる性のノイバラと、海浜植生のハマナスです。

ノイバラは現在の多く花をつけるポリアンス系の品種の重要な原種です。
モッコウバラの台木になることもあります。

また日本産のバラで最も北側まで自生しているハマナスも、ルゴサ系という耐寒性に優れた系統の原種となり重宝されました。

話が戻り、バラの香りには大きく2種類に分けられて
甘いゴージャスな香りのダマスクローズ系(西洋バラ系)と紅茶に似た上品な香りのティーローズ系(中国バラ系)があります。

ダマスク系はフェニルエタノールという成分が香りの主成分です。
最近話題になっている抗うつ効果が見つかったという成分がこちらになります。
人工的にバラの香りを調合する際にも用いられる成分ですね。

話題になっている記事のリンク(川崎医療福祉大学)はこちら
https://w.kawasaki-m.ac.jp/data/5357/topicsDtl/

この成分にはスズメバチが苦手避ける効果があるという研究結果もあります。

 

そしてもう一方のティーローズ系。

こちらにはティーローズエレメントといわれるジメトキシメチルベンゼンに癒しの効果があります。
森林浴のような効果で鎮静効果に優れていると実証されています。
鎮静効果で言えばラベンダーやベルガモット、ダマスクローズの4-5倍もの効果があるようです。

 

どちらのバラの香りにも癒しの効果があるため、バラの香りに癒しの作用があると言っても間違いではないですね。

 

また、特に生花が放つみずみずしい香りが癒しの効果が高いことを示す実験もあるようです。

もちろん観葉植物などの緑のように見ることによる癒しの効果もあり、これらの様々な効果をすでに知っていることによるプラシーボ効果も相乗的に人体に与えられるものと思われます。

 

生花のバラによる様々な効果をぜひ皆様も感じてみてはいかがでしょうか。

バラ園も地域によっては秋バラがまだ見頃ですね。

 

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