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DICTIONARY
野梅(ヤバイ)

野梅(ヤバイ)

科 名
バラ科
属 名
サクラ属
学 名
Prunus mume 'Yabai'
原産地
中国
草 丈
〜10m
開花期
1月〜4月
花言葉
『高潔』『忠実』『忍耐』『不屈の精神』 紅梅の花言葉は『優美』 白梅の花言葉は『気品』
  • 外が好き

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  • 四季がある

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  • 実がなる

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  • 花が咲く

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野梅(ヤバイ)とは

「梅」は品種が多くあり中国からの渡来種のほか、日本で江戸時代にたくさんの品種の育成や改良が行われ、現在では300種以上あると言われています。
園芸学的に分類すると、花の観賞を目的とする「花梅」と、実の採取を目的とする「実梅」に分けられます。
白梅、紅梅、野梅と種類が多くありますが、基本的な梅の管理は同じになります。
「野梅」は、1月から2月にかけて美しい白色の花を気品良く咲かせ、開花するととても良い香りを楽しませてくれます。
木肌が黒く荒れ、しぶみがあり、葉芽も多く枝がこまかく出るので形が作りやすく盆栽に適しています。
寿命の長い樹木なので、年月をかけてつくるのも楽しみの一つです。
暑さ・寒さにも強く、代表的な新春を祝う花物盆栽。
花つきがよく強健な樹種なので、初心者の方にもおすすめです。

日当たり・置き場所 春から秋は、日当たりよく風通しの良い所で育てます。
冬は風、霜よけのある日だまりが適しています。
室内での鑑賞期間の目安は、春から秋は、2,3日で冬は1週間程度です。
極度の乾燥を防ぐため、冷暖房の風が直接当たらないようにしましょう。
水やり・肥料 水やり
水を好むので、鉢の表面が乾いたら鉢の底から水が流れるくらいまでたっぷり水を与えます。
特に蕾から開花までは水切れしないように注意が必要です。
目安として春秋は1日1回、冬は3日に1回、真夏は2回です。

肥料
梅は肥料が足りないと枝が細くなって落葉が早まり、
栄養不足から花芽がつかないことがあるので肥料はこまめに与えることが肝心です。
目安としては3月下旬1回めの肥料を施し、その後10月初旬までの間に5〜6回程度。
春の肥料はしっかりと与え、秋は少なめにします。
また、月に数回薄めた液肥を水やり代わりに施しましょう。
土作り 梅は、特に通気性を好みます。
根に酸素が行きわたるように粒状用土を使いましょう。
鹿沼土小粒に、腐葉土を1~2割くらい加えます。
または赤玉土、腐葉土、川砂を配合するとよいでしょう。
病害虫 4月のアブラムシと梅雨時の黒星病には注意が必要です。
その他、ウメケムシ、カイガラムシ、病気はコウヤク病、かいよう病、うどんこ病が発生します。
こまめに殺虫殺菌剤を予防散布しましょう。
植え替え・株分け 植え替え
長期間ほうっておくと枝数が減ってしまうので、1〜2年に1回くらいの割合で植え替えます。
適正時期は2月中旬〜3月中旬ころです。
植え替え作業の前に、水分の蒸散を防ぐための剪定を行います。
枝を形を見ながら切り落とし、葉の量は半分程度にします。
鉢から梅の木を丁寧に取り外し、やさしく根をほぐして土を軽く落とします。
新しい鉢に鉢底ネットや用土を敷き詰め、梅の木を植え替えます。
その後、たっぷりと水やりをして、日当たりと風通しが良い場所に置いてあげましょう。
開花中行う場合は、日当たりがよいことが第一条件です。
花が咲き終わってから、伸びた根を半分くらいにカットして新しい鉢に植え替えます。

株分け
梅の木方は「種まき」「挿し木」「つぎ木」で増やすことができます。

「種まき」
7~8月頃、熟した果実から種を取り出して種まきをします。
果実から種を取り出し、水で果肉を洗い流します。
種をビニール袋に入れて密閉し、冷蔵庫で保管しましょう。
11月か12月に種を取り出し、水洗いをします。
新しい用土を育苗箱に敷き、湿らせておきます。
種が重ならないよう1粒ずつ土の上に植付け、その上から10~15cmくらい土を被せます。
十分に発芽するまでは、土を乾燥させないように気をつけます。
明るい日陰か半日陰で管理しましょう。
種が発芽し十分に育ったら、鉢や地面に植え替えます。

「挿し木」
挿し木には、「休眠挿し」と「緑枝挿し」の2種類があります。
・休眠挿し
休眠挿しは、2月に枝を切って、3月に挿し木をします。
前年に伸びた枝を15~20cm切り取り、切り口を湿らせた水苔で包み、
ビニール袋に入れて冷蔵庫で保存します。
切り取る枝は節の間が詰まって充実した枝を選びましょう。
3月中旬頃に枝を取り出し、切り口を2~3時間ほど殺菌剤につけます。
鉢や育苗箱に赤玉土小粒を入れて湿らせておきましょう。
切り口を5cmほど斜めに切り取り、枝を挿します。
終わったら、たっぷりと水やりをしてください。
透明なビニールで苗を覆い、風通しのよい半日陰で管理しましょう。

・緑枝挿し
6~7月、春以降に伸びた若い枝を10cmほど切り取り、下半分の枝と葉を全て切り落とします。
上半分の葉は半分くらいの大きさにカットしておきます。
切り口を斜めに切り取り、1~2時間水につけます。
鉢や育苗箱に赤玉土小粒を入れて湿らせておき、枝を挿します。
終わったら、たっぷりと水やりをしてください。
透明なビニールで苗を覆い、風通しのよい半日陰で管理する

「接ぎ木」
接ぎ木は、植物同士をつないで、1つの植物として育てる方法です。
穂木にする枝を1月下旬〜2月上旬にとり、貯蔵しておいたものを
3月中旬〜下旬に台木につなぎます。
1~3年ほど育てた若い木を台木とし、台木の根元から少し上のところで切ります。
垂直に切り口を入れ、さらに横から斜めに切って三角形の切り込みを作ります。
貯蔵しておいた梅の木を5cmほど切り取り、台木の切り口と合うよう切り口を作ります。
切り口どうしを密着させたら、接ぎ木テープをまいて固定します。
全体にビニール袋を被せ、涼しい半日陰で管理します。
※ビニール袋は枝がビニールに当たるまでに生長したら、取り除きましょう。
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