
ウンベラータ
- 科 名
- クワ科
- 属 名
- フィカス属
- 学 名
- Ficus umbellata
- 原産地
- 熱帯アフリカの低地
- 草 丈
- 60cm〜2m
- 花言葉
- 『すこやか』『永久の幸せ』『夫婦愛』
部屋が好き
外が好き
実がなる
常緑
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ウンベラータとは
フィカス・ウンベラータは熱帯アフリカの原産の常緑樹で、かわいいハート型の葉が特徴の人気の高い観葉植物です。
オシャレな雑貨屋や、インテリアショップ、サロンや、オフィスなどなど様々な場面で目にするウンベラータは
"オシャレ"をイメージさせる観葉植物ともいえる植物です。
原産地のアフリカでは人の背丈を超えるほどまで成長します。
成長スピードが早く、夏の間だけで数十cm以上伸びることもあります。
花らしい花は咲かせずに、花嚢と呼ばれる赤色のイチジクのようなものが、幹や枝に直接生えて
花嚢の袋状の器官の中に花を咲かせます。
希に小さな梨のような実を付けることがありますが、食べることはできません。
実が成った場合は、栄養が取られてしまうので、早めに取り除きましょう。
性質は丈夫で、強健で日本の気候にも馴染みやすく、初心者でも育てやすい植物です。
日当たり・置き場所 |
日当たりを好む植物ですので、年間を通じて室内の日当たりの良い場所で管理します。 5,6月頃、屋外で直射日光を当ててあげるとより美しい葉色に育ちます。 真夏の直射日光は葉焼けするので、レースのカーテン越しや、明るい日陰に置きましょう。 真夏以外でも、急に強光線を当てると葉焼けや変色の原因にもなりますので、 徐々に慣らしながら明るい場所へ移動させます。 ウンベラータは寒さに弱いので、最低気温が15度を下回りだしたら、外気の直接あたらない 室内の日当りの良い場所で管理します。 その際は、エアコンの風が直接当たらない場所にしましょう。 耐陰性に強いとはいえ、冬は日照不足になりがちなので、なるべく窓辺で太陽光に当てるほうが良いでしょう。 |
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水やり・肥料 |
水やり ウンベラータは寒さに弱いので季節や気温・室温によって水やりのタイミングを 変える必要があります。 気温が15℃以上の、主に春~秋の成長期では土の表面が乾燥したら たっぷりと水を与えるようにします。 気温が15℃以下になってくると、成長がゆるやかになってきます。 水をあまり必要としなくなるので、水やりの回数を減らします。 目安としては、表面の土が乾燥してから2~3日経ってから水やりをします。 乾燥させて樹液の濃度を高めることで耐寒性を上げる事が出来ます。 尚、ウンベラータは葉が乾燥しやすいのでマメに葉水を行う必要があります。 葉水は乾燥を防ぐだけでなくハダニやアブラムシなどの害虫を予防する意味もあるので、 1年を通じて1日1回は霧吹きなどでするようにしましょう。 肥料 基本的に肥料は無くても良いのですが、与えた方が成長がはやくなります。 冬場の成長が緩慢になるときに肥料を与えると肥料焼けをする可能性があるので、 春~秋の成長期に与えるようにします。 液肥を10日に1回与えるか、ゆっくりと効く緩効性肥料の置き肥を与えてください。 有機肥料ではなく、化成肥料を使うことでコバエの発生を予防することができます。 |
土作り |
水はけの良い土を好みます。 市販の観葉植物用の培養土を使うとよいでしょう。 ご自身で用意する場合は、赤玉土小粒と腐葉土(6:4)を配合したものがおすすめです。 土の表面を赤玉土や鹿沼土、化粧砂などの無機質の用土で覆うことで コバエの発生を防ぐことが出来ます。 |
病害虫 |
日光不足や乾燥によって植物全体が弱ってくると葉に白い粉のようなカビが発生するうどんこ病や ハダニやカイガラムシ、アブラムシの害虫に注意が必要です。 葉についてしまったらその葉を切り取り、枝なら歯ブラシなどでこすり落としましょう。 普段から風通しがよい場所に置いたり、毎日霧水をかけることで予防できます。 |
植え替え・株分け |
植え替え ウンベラータは植え替えをしないでいると鉢が根でパンパンになってしまい 根詰まりを起こしてしまいます。 1~2年に1度1回り大きい鉢に植え替えをする必要があります。 適正時期は5~6月頃。 植え替えをする前は、水やりを控えてウンベラータの鉢の土を乾燥させておきましょう。 鉢から丁寧に取り出し、古い土を落とし腐った根を切りましょう。 根が傷つかないように丁寧に扱って下さい。 その後、一回り大きい新しい鉢に新しい用土で植え替えます。 鉢の底には鉢底石を入れてください。 お水をたっぷり与え、肥料は1週間ほど控えて涼しい日陰で管理します。 株分け 「挿し木」と「水挿し」で増やす事ができます。 「挿し木」 剪定した枝を使ってもよいでしょう。 好きな枝を切り口が斜めになるように切り取ります。 切り取った枝の下のほうの葉を落とし、切り口を水につけてから土に挿します。 根が生えるまでは、こまめに水やりを明るい日陰で管理します。 ※ウンベラータは茎の切り口から白い樹液が出てきます。 この白い樹液は触れると被れたり、床につくと落としにくいため、必ずゴム手袋を使用し 床には新聞紙などをしいて、手や床が汚れないようにしましょう。 「水差し」 切った茎の切り口を水につけて発根させる繁殖方法です。 毎日水を入れ替えることと、冬の前に土に植えなおすことの2点が大切です。 午前中だけ日の当たる場所におき、9月下旬頃になったら土へ植え替えましょう。 |