
ポトス
- 科 名
- サトイモ科
- 属 名
- ハブカズラ属
- 学 名
- Epipremnum aureum
- 原産地
- 東南アジア熱帯雨林地帯など
- 草 丈
- 10cm〜2m
- 花言葉
- 『永遠の富』『華やかな明るさ』『長い幸せ』
部屋が好き
常緑
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ポトスとは
観葉植物の代表ともいえるポトス。
ポトスは主に熱帯地方で、大きな木に這い上がるように育つつる性の植物です。
数十メートルにも及び育ち、茎の伸びる方向を上へ向けると葉が大きく、下へ下げて育てると葉が小さくなっていく性質があります。
初心者でも育てやすく、ハンギングで上から垂らしたり、逆に上に這わせていくなど
変化も楽しめますし、切って水に挿しておけば簡単に発根するのでどんどん増やすことも可能です。
いまではどんどん品種が増えて、新しい魅力的な品種も開発されており、幅広く楽しめる植物です。
日当たり・置き場所 |
ポトスは日光を好みますので、なるべく日光が当たる場所に置いてください。 直射日光を当ててしまうと葉焼けを起こしてしまうので、 レースのカーテン越し程度の日光がよいでしょう。 耐寒気温は8℃以上で、それ以下になると次々と葉っぱが落ちてしまいます。 冬は室内の窓際の日光がよく当たる場所で育てますしょう。 乾燥で葉が落ちてしまうことがあるので、エアコンの風が直接あたらない場所で管理します。 また、こまめに霧吹きで葉に水をかけて湿度を保つようにしましょう。 屋外で管理する場合は、春~秋にかけて直射日光にあたらないよう、 遮光ネットやなどで遮光をしてください。 気温が高いほど葉焼けは起きやすいので、40℃を超える場合は日陰に移しましょう。 |
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水やり・肥料 |
水やり 主に春~秋の成長期では土の表面が乾燥したらたっぷりと水を与えるようにします。 冬は水やりの回数を減らし乾かし気味に管理します。 表面の土が乾燥してから2~3日経ってから水やりをしましょう。 葉水は乾燥を防ぐだけでなくハダニなどの害虫を予防にもなるので、 霧吹きなどで毎日1回はやります。 その際、濡らしたティッシュペーパーか、ハンディモップなどで葉のホコリも拭きとります。 肥料 基本的に肥料は無くても良いのですが、与えた方が成長がはやくなります。 春~秋の成長期に与えるようにします。 液肥を10日に1回与えるか、観葉植物用の緩効性の置き肥を与えてください。 コバエの発生を予防することができるので化成肥料をお勧めします。 肥料焼けをする場合があるので冬は肥料を与える必要はありません。 |
土作り |
ポトスは高温多湿を好みますが、水はけの悪い土を使うと根腐れを起こす可能性があるので、 出来るだけ水はけの良い土を使うのをおすすめします。 自分でブレンドする場合は、観葉植物用の土と、赤玉土、鹿沼土を2:1:1の割合で 混ぜたものが良いでしょう。 また、土の表面を赤玉土や鹿沼土、化粧砂などの無機質の用土で覆うことでコバエの発生を 防ぐことが出来ます。 |
病害虫 |
春から秋の高温多湿期にホコリなどの汚れがたまると「炭そ病」にかかりやすくなります。 予防も兼ねて葉水を1日1回はやりましょう。 汚れがひどいときは、その後にやわらかい布で葉っぱの表面をやさしく拭いてあげてください。 年間を通してカイガラムシ、ハダニが発生します。見つけたら早めに駆除します。 |
植え替え・株分け |
植え替え ポトスは放っておくと鉢が根でパンパンになってしまい 根詰まりを起こしてしまいますので、1~2年に1度、1回り大きい鉢へ植え替えをします。 適正時期は真夏の猛暑日は避けた5月~9月。 古い土を落とし腐った根を切りましょう。根が傷つかないように丁寧に扱って下さい。 鉢底には鉢底石を入れて、水はけの良い土を使い、 一回り大きい新しい鉢に新しい用土で植え替えます。 お水をたっぷり与え、風通しのよい明るい日陰で管理しましょう。 株分け ポトスは「株分け」「挿し木」「水挿し」で増やすことができます。 いずれも適期は 5月中旬から8月です。 「株分け」 水やりを控えて土を乾燥させておき、鉢から丁寧にポトスを取り出します。 枯れた葉や傷んだ葉を取り除き、根を傷つけないように古い土をほぐします。 ポトス1つの株を2つに分け傷んでいる黒ずんだ根を切り取り、 用意した鉢に株をそれぞれ植えます。 「挿し木」 茎を葉の付け根の少し上で切ります。 葉の付け根の反対側から黒っぽいつるのようなものは気根です。 この気根から新しい根が出てくるので、葉っぱ1枚につき、気根ひとつのセットで切ります。 切ったつるを、新しい土に1/2程度までさします。 約1か月ほどで発根発芽します。 2か月程経過し、根が十分に出たら鉢植え用の用土で鉢に植え変えましょう。 「水挿し」 ポトスのつるを5~15cmの長さに切ります。 水を入れた容器につるを挿します。 1週間ほどで根が生えてきて、新しい芽が出てきます。 |