
五葉松(ゴヨウマツ)瑞祥
- 科 名
- マツ科
- 属 名
- マツ属
- 学 名
- Pinus parviflora
- 原産地
- 日本
- 草 丈
- 3m~10m
- 開花期
- 3月〜4月
- 花言葉
- 『不老長寿』『永遠の若さ』『向上心』
外が好き
実がなる
花が咲く
常緑
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五葉松(ゴヨウマツ)瑞祥とは
盆栽の定番中の定番ともいえる、五葉松。1箇所から葉が5本出る事から五葉松と呼ばれています。
「瑞祥」は、八房五葉松の一種で、昭和になって作出された品種です。
あまりの美しさから「瑞祥」と名付けられた、そのたった一本の樹から始まり、
挿し木によって繁殖され、現在まで受け継がれてきました。
五葉松の中でも優れた樹種とされ、葉の長さは普通の五葉松の3分の1くらいと短く、
その、銀色がかった葉の美しさから「瑞祥」をこよなく愛する愛好家が存在する事も有名です。
五葉松は日本原産の松で、高地に自生し厳しい寒さに耐えて育つ丈夫な木のため育てやすく
初めての方にも盆栽を堪能できる植物です。
他の松と比べても樹齢が長く、緩やかに成長していくことでも知られています。
樹高は通常7m程ですが、大きい物では最大20mまで成長するとされています。
針金をかけることで、いろいろな樹形をつくり、古さとともに風格がでてくる樹なので
初心者から上級者の方まで幅広く楽しめる盆栽です。
日当たり・置き場所 |
葉がたくさん生えて密集しますので、風通しの良い場所で管理しましょう。 陽の光を好みますので、日当たりの良い場所を選びましょう。 室内で鑑賞する場合は、春から秋は3日以内、冬は1週間程度を目安にしてください。 その際は、エアコンの風が直接あたらないようにしましょう。 |
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水やり・肥料 |
水やり 松の中では加湿に弱いため、水やりは少なめを心掛けること。 土がいつも湿っていると根腐れを起こしやすかったり、葉が間延びすることがありますので しっかり乾いてから水をあげましょう。冬は3日に1回、春~秋は1日1回が目安です。 受け皿には水を溜めないようにします。 肥料 活動期の3月~10月に、月に1回市販の固形肥料を与えてください。 春は肥料が多いと新芽が伸びすぎるので、控えめにし、秋から多めにします。 |
土作り |
自生地のような乾燥ぎみの土を好む傾向がありますので、水はけの良い用土を使います。 赤玉土に桐生砂を3:1の割合で混ぜて使いましょう。 |
病害虫 | ワタムシ、アブラムシ、葉ふるい病に注意しましょう。 |
植え替え・株分け |
植え替え 2,3年に1回を目安に植え替えをしましょう。 3月中旬〜4月中旬ころ。 五葉松はあまり古い根を切除してしまうと樹木に負担がかかるので、 植え替え前より3分の1位小さくすることを目安に根の整理をしましょう。 その後、一回り大きい新しい鉢に新しい用土で植え替えます。 お水をたっぷり与え、風通しのよい明るい日陰で管理しましょう。 株分け 「挿し木」と「取り木」「種まき」で増やす事ができます。 「挿し木」 適正時期は6月ころ。 枝先を長さ5〜10cm程度切り取ります。、1時間ほど水にさしておきます。 剪定の際に切り取った枝を使っても良いでしょう。 その後、切り取った枝を、新しい鉢に新しい用土で植えつけましょう。 お水をたっぷり与え、用土が乾かない様に、風通しのよい明るい日陰で管理しましょう。 「取り木」 茎や枝の一部を傷つけ、その部分を水苔で覆って発根させ、切り取る方法です。 適正時期は6月ころ。 水苔を1〜2時間水に浸します。 茎や枝の中心部分にある固い芯だけを残し、3~4cm位の皮をぐるりと剥ぎます。 皮を剥がした部分に水苔を厚みにムラが出ないように巻きつけます。 上から透明なビニールを巻きつけ、ビニールの上下をヒモでしっかり縛ります。 その後、発根が確認できたらビニールを外し、水苔を軽く取って親株から切り離します。 切り離した木を新しい鉢に新しい用土で植え付けましょう。 「種まき」 秋に採取した種を、9月~11月の間にまくか、 湿らせた砂に埋めて保存し、3月~6月にまきます。 種を殻から取り出し、水に1日以上浸しましょう。 種まき用土などを入れた育苗ポットに植えていきます。 後は、日陰で土が乾燥しないように管理しましょう。 種が発芽し十分に育ったら、鉢に植え替えましょう。 |