
唐楓(トウカエデ)
- 科 名
- カエデ科
- 属 名
- カエデ属
- 学 名
- Liquidambar formosana
- 原産地
- 中国
- 草 丈
- 〜20m
- 開花期
- 4月〜5月
- 花言葉
- 『豊穣』
外が好き
四季がある
実がなる
花が咲く
紅葉する
落葉する
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唐楓(トウカエデ)とは
中国を原産とするカエデの仲間で、葉は少し光沢があって、切れ込みが3つに分かれています。
4月〜5月ころに黄色い小さな花をつけ、樹皮には独特なシワがあるのが特徴です。
街路樹などでよく使用される程大気汚染などの公害に強いので、初心者の方でも丈夫で育てやすい樹種です。
他のカエデと同様、春の芽出し、夏の緑葉、秋の紅葉と、落葉後の寒樹姿と見所が多く、人気の高い盆栽です。
日当たり・置き場所 |
日当たりがよく風通しの良い場所が適しています。 夏の間は半日陰で管理してください。 |
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水やり・肥料 |
水やり 表土が乾燥したらたっぷりの水を与えてください。 いったん水切れを起こすと美しい紅葉になりません。 また、根が張ってくると水がしみこみにくいので、一度水が引いてから再び与え 吸い込まるようにしてあげます。 肥料 2月、3月、6月に月1回、有機性の固形肥料をおきます。 紅葉が始まったら取り除いてください。 |
土作り | 用土は水はけのよいものを選びましょう。 |
病害虫 |
新芽のころにアブラムシがつきますので見つけ次第駆除します。 園芸店に販売してるスプレータイプがよいでしょう。 また、ゴマダラカミキリは葉や枝を食い荒らします。 こちらも見つけしだい薬剤駆除しましょう。 カイガラムシは冬の間に冬期用の殺虫剤、殺菌剤を散布しておきます。 |
植え替え・株分け |
植え替え 根の成長が早く根詰まりしやすいので、若木や小さいものは毎年植え替えをします。 少し大きな鉢は2,3年に1回植え替えをしましょう。 適正時期は1月~3月ころです。 鉢から株を取り出し、古い土を落とし腐った根を切りましょう。 長く伸びた根は、思い切りよく根を切り詰めます。 細根をたくさんつくることが細かい枝ぶりにつながります。 その後、一回り大きい新しい鉢に新しい用土で植え替えましょう。 お水をたっぷり与え、風通しのよい明るい日陰で管理しましょう。 株分け 「種まき」と「挿し木」と「接ぎ木」で増やす事ができます。 「種まき」 茶色くなって落ちてきた実を拾い、湿らせた砂に埋めて保存します。 そして3月に種をまきます。 種を殻から取り出し、水に1日以上浸しましょう。 種まき用土などを入れた育苗ポットに植えていきます。 後は、日陰で土が乾燥しないように管理しましょう。 種が発芽し十分に育ったら、鉢に植え替えましょう。 「挿し木」 適正時期は2月〜3月、または、5月〜7月。 枝先を長さ5cm程度切り取り、1時間ほど水にさしておきます。 その後、切り取った枝を、新しい鉢に新しい用土で植えつけましょう。 お水をたっぷり与え、用土が乾かない様に、風通しのよい明るい日陰で管理しましょう。 「接ぎ木」 接ぎ木は、植物同士をつないで、1つの植物として育てる方法です。 病害虫に強い別の植物を「台木」として使用し、その上から増やしたい植物を移植させます。 株元から5cm程度のところで台木の木を切り落とし、垂直に切り口を入れ さらに横から斜めに切って三角形の切り込みを作ります。 楓の枝を5cmほど切り取り、台木の切り口と合うよう切り口を作ります。 切り口どうしを密着させたら、接ぎ木テープをまいて固定します。 新しい鉢に新しい用土で植え付けます。 接ぎ木をしている部分が隠れるまで10cmほど土を高めに盛りましょう。 全体にビニール袋を被せ、涼しい半日陰で管理します。 ※ビニール袋は枝がビニールに当たるまでに生長したら、取り除きましょう。 |