
黒松(クロマツ)
- 科 名
- マツ科
- 属 名
- マツ属
- 学 名
- Pinus thunbergii
- 原産地
- 日本、朝鮮半島
- 草 丈
- 〜40m
- 開花期
- 4月〜5月
- 花言葉
- 『不老長寿』『同情』『哀れみ』『慈悲』
外が好き
常緑
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黒松(クロマツ)とは
盆栽界でも代表的な種類である松の中でも人気の高い黒松。
幹肌は黒みを帯び荒々しく長い葉が特徴です。
「男松」ともよばれるその独特の風格と、冬も葉を落とさず茂っている生命力の強さから「神が降りる木」としてあがめられていたそうです。
平安時代には不老長寿や不死の象徴とされてきました。
また、特徴でもある長い葉は好きな姿に剪定する楽しみもあります。
防風林や街路樹としても活用されるほど、海の潮風や夏の暑さにも強く大気汚染や公害にも強いので、初心者でも育てやすい植物です。
日当たり・置き場所 |
半日陰や日陰でも育ちますが、1年を通してよく日が当たる場所で管理します。 葉が密集しているので、病気や害虫を予防するためにも、風通しの良い場所に置いてください。 基本は室外管理ですが、冬は風や霜のあたらない陽だまりがよいでしょう。 室内では冬は1週間、それ以外は2〜3日を目安にして下さい。 その際、冷暖房の風が直接当たらないように注意しましょう。 |
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水やり・肥料 |
水やり 乾き気味を好みますので表土が乾いてきてからたっぷりと与えてください。 目安として春秋は1日1回、冬は3日に1回、真夏は2回です。 肥料 肥料を好む盆樹です。 1年を通じて肥料を絶やさないようにしっかりと与えましょう。 月に1回肥料は有機肥料の油粕と骨粉の混合肥料がお勧めです。 |
土作り | 水はけの良い用土であればどんな土でも育つでしょう。 |
病害虫 |
アブラムシと松枯れ病の予防に殺虫剤を春から秋に3、4回散布しましょう。 また、注意が必要なのはマツノマダラカミキリ(マツクイムシ)です。 成虫になると他の木に移ってどんどん株を枯れさせてしまいます。 5月~6月に木全体へ殺虫剤を散布して予防し、寄生された株は抜き取って処分します。 |
植え替え・株分け |
植え替え 黒松は生育旺盛で根詰まりしますので、定期的に植え替えが必要となります。 土に水が染みが悪い、鉢の底から根がはみ出ている等の症状がみられるときは、 根詰まりを起 こしているサインです。 適正時期は3月〜4月ころ。 まずは古い鉢から抜いた黒松の根張りを美しく出します。 古い土を落とし腐った根を切りましょう。根が傷つかないように丁寧に扱って下さい。 その後、一回り大きい新しい鉢に新しい用土で植え替えます。 お水をたっぷり与え、風通しのよい明るい日陰で管理しましょう。 株分け 黒松は「挿し木」で増やす事ができます。 適正時期は3月~5月。 春に新芽が付いた枝を10~15cmほどの長さに切ります。 剪定の際に切り取った枝を使ってもよいでしょう。 切り取った枝を、新しい鉢と新しい用土を用意し土に挿します。 お水をたっぷり与え、用土が乾かない様に、風通しのよい明るい日陰で管理しましょう。 |