
蝦夷松(エゾマツ)
- 科 名
- マツ科
- 属 名
- トウヒ属
- 学 名
- Picea jezoensis
- 原産地
- 北海道、千島列島
- 草 丈
- 〜40m
- 花言葉
- 『不老長寿』『永遠の若さ』『勇敢』『向上心』
外が好き
常緑
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蝦夷松(エゾマツ)とは
蝦夷松は、密生する短い葉が特徴の常緑針葉高木です。
樹皮が黒褐色で幹肌が荒れ、うろこ状にゴツゴツとしていて、風冬に耐える北国らしい大自然の景色を感じさせる盆栽です。
昔は北海道と千島列島に多く自生していましたが、今ではほとんどとれなくなっています。
お正月の門松に使われている松。おめでたいことや長寿などの象徴とされ、古くから親しまれてきました。
大木感や古木感演出でき、石付きや寄せ植えに向いています。
日当たり・置き場所 |
年間を通じて明るく風通しのよい場所で育てます。 夏は遮光して午後から日風に置く、北国の樹種だが、冬の乾燥に弱いので 寒風を避け日当たりの良い暖かい軒下などに移しましょう。 |
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水やり・肥料 |
水やり 松は乾燥に弱いので多めに灌水します。 春、秋にかけては1日に1〜2回程度を目安に与えましょう。 夏の間は特に水切れに注意し葉水も与えて下さい。 冬は乾き気味に管理します。目安としては1日1回程度。 肥料 夏と冬を避けた4月、5月、9月、10月、11月に月1回、油かすなどの固形の肥料を置きます。 |
土作り |
水はけの良い用土を使用します。 赤玉土小粒の単用でもいいですが、鹿沼土を2~割混ぜると生育がよいようです。 |
病害虫 |
ハダニがつきやすいので注意が必要です。 葉水である程度予防が出来ます。 基本的に害虫には強い樹種ですが、 アカダニ、シンクイムシがつくことがあります。 殺虫や殺菌、消毒なども忘れずに行いましょう。 |
植え替え・株分け |
植え替え 若木で2年に1度、成木なら3〜4年に1度行いましょう。 適正時期は3月~4月、または10月~11月。 古い土を落とし腐った根を切りましょう。根が傷つかないように丁寧に扱って下さい。 一回り大きい新しい鉢に新しい用土で植え替え、風通しのよい明るい日陰で管理しましょう。 株分け 「種まき」「接ぎ木」「挿し木」で増やすことができます。 「種まき」 秋に採取した種を、9月~11月の間にまくか、保存した種を3月~6月にまきます。 (種はビニール袋に入れて密閉し、冷蔵庫で保管しましょう) 種を一晩ほど水に浸し、沈んでいる種を使います。 育苗箱に赤玉土小粒を敷き、種を植え付けます。 その上から10~15cmくらい土を被せます。 発芽するまで土が乾かないよう水やりし、日陰で管理しましょう。 発芽したら、鉢に植え替え、風通しの良く明るい日陰で管理します。 「接ぎ木」 接ぎ木は、植物同士をつないで、1つの植物として育てる方法です。 適正時期は2月~3月、または8月~9月が適期です。 種まきで2~3年育てた苗を台木にし、前の年に新しく伸びた枝をくっつけます。 台木の幹に三角形の切り込みを入れます。 前の年に伸びた枝を10~15cmの長さに切り取り、葉っぱは10枚ほど残して他を切り落とし 台木の切り口と合うよう切り口を作ります。 幹と枝の切り口をあわせ、紐や接ぎ木テープで固定する 全体にビニール袋を被せ、涼しい半日陰で管理します。 ※ビニール袋は枝がビニールに当たるまでに生長したら、取り除きましょう。 「挿し木」 3~5月に、新芽がついた枝を選んで切り落とします。 枝を、新しい鉢に新しい土で植えつけます。 その後は土が乾かないように水を与えながら、明るい日陰で管理しましょう。 |