植物の植え替えはいつするの?
鉢に植えた植物というのは、定期的に植え替えをしなくてはいけません。もちろん植物ごとに植え替えの時期や植え替え方などは違いますが、今回は観葉植物の植え替えの基本をご紹介したいと思います。
観葉植物の植え替えのタイミングは?
根と樹の関係はとても密接です。盆栽の様に根と樹形を作り上げていくものや、塊根植物であえて根の部分を小さくして樹形を調整するなど様々な育成方法がありますが、今回は観葉植物の植え替えの基本なので、基本的に。
①鉢に対して株が大きく生長しバランスが悪くなっている。
②鉢底の穴から根が張り出している。
③水を与えても土にしみ込んでいかない。
このどれかにあてはまれば植物は鉢が狭く感じており植え替えをしてほしい状態です。
では植え替えをしましょう。そこで注意することがあります。
観葉植物の植え替えで注意したいポイント
①適した時期に植え替えを行う。
②観葉植物に最適な土を選ぶ。
③成長バランスにあった鉢を選ぶ。
①適した時期に植え替えを行う
植え替えに適した時期は5月中旬から9月中旬まで。寒い時期は控えましょう。
植え替えで一番重要なのは時期です。それ以外の時期に植え替えると観葉植物は弱ってしまい、枯れることもあります。
適した時期を過ぎていれば、無理して植え替えをせず次の植え替え時期まで待ってください。
(種類よっては時期が若干異なりますが、基本的にこの時期内であればほとんどの観葉植物は植え替えをしても差し支えありません。)
②観葉植物に最適な土を選ぶ。
観葉植物は最適な土を入れ替えることでより元気に美しく育っていきます。
最適な土は観葉植物の種類に自分で混合してオリジナルの土を作る方がよいのですが、中々難しいですし、時間もかかります。
慣れないうちは園芸店で市販されている「観葉植物の土」を選んでください。
やはりブレンドされている土は試行錯誤されて作られているのでおすすめです。
ほとんどの観葉植物はこの土で健康に育ちますが、多肉植物やサボテンなどの乾燥を好む植物には保水性が高く、根腐れをおこすことがありますので「多肉植物・サボテン用」を選んでください。
③成長バランスにあった鉢を選ぶ。
植え替え時にはひと回り大きい鉢に植える。
購入して2年ほどたつと、根も幹もそれなりに成長しているはずです。そこでひと回り大きい鉢に植え替えます。
目安は今植えてある鉢の直径から3㎝くらい大きい直径の鉢を選びます。
ただし、大きすぎる鉢はNG!です。ひと回りより大きな鉢に植えると、土の量に対して根の量が少ないので、吸い上げる水の量が少なくなり、鉢土がなかなか乾きません。そのため根腐れを起こしやすくなります。
また根が鉢壁になかなかぶつからないため、あまり枝分かれせず、根の量が少ない弱々しい株になってしまうからです。
こういった理由から一回り大きい鉢に植え替えることを基本にしてください。
これ以上株を大きくしたくない場合は、幹や茎を切ってサイズを調整して、根を整理し、同じサイズの鉢に植え替えます。
まとめ
今回は植え替えの時期の見極めと、植え替える時にどんな鉢や土を買うべきかというポイントをご紹介しました。
植物の出すサインを見逃さないことと、植物に合った土と鉢を探してあげることが大事ですね。