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DICTIONARY
かりん

かりん

科 名
バラ科
属 名
ボケ属
学 名
Chaenomeles sinensis
原産地
中国
草 丈
〜2m
開花期
4月〜5月
花言葉
『豊麗』『唯一の恋』『優雅』
  • 外が好き

    外が好き

  • 四季がある

    四季がある

  • 実がなる

    実がなる

  • 花が咲く

    花が咲く

  • 紅葉する

    紅葉する

  • 落葉する

    落葉する

アイコンについての詳細はこちらをご確認ください。

かりんとは

カリンは果樹として昔から親しまれてきました。
3月~5月ごろに淡いピンク色の花を咲かせ、その後実となり10月~11月ごろに黄色く色づき熟します。
まるで枝に突き刺さったようにつく大きな実は、芳香を放ちます。
果実に含まれる成分(カリンポリフェノール)はのどの炎症をしずめるとされ、のど飴にも多く配合されていますが、
とても堅く渋みがあるため生食には適さず、シロップ漬け、ジャム、果実酒などに用いられます。
また、カリンの樹皮もとても魅力的で、年月が経つと、樹皮が鱗のようにはがれて照りのある模様を出し独特のな雰囲気があります。
見どころの多い盆栽です。
根張りもよく、寒さに強く丈夫で、盆栽初心者の方にもお勧めです。

日当たり・置き場所 日当たりと風通しのよい場所で育てましょう。
カリンの花は早春に咲くので新芽が動き出したら日当たりのいい場所に置いてください。
夏の西日には当たらないように半日陰に置き葉焼けを防ぎます。
寒さに強い木ですが、遅霜に当たると花だけでなく新芽も傷むので、寒風を避け、
夕方からは霜が当たらないように保護しておいたほうがいいです。

水やり・肥料 水やり
水を好む樹種なので水やりは欠かせません。
花芽がついてから結実までの2ヶ月間に水切れをすると、実が大きくなりませんので
特に夏は水切れさせないように気をつけましょう。
また、花に水がかかると花粉が流れて傷むので、開花中は花に水がかからないように
注意してください。
目安としては、春の芽出し頃からは1日1~2回で、夏は1日2~3回、冬は2,3日に1回。
表土が乾いたらたっぷり水やりをします。

肥料
苗木のうちは3月の芽出しから生育期間中にかけてしっかり肥料を効かせます。
完成樹は実を付けることが第一なので、肥料は控えめにします。
実がつき、ある程度実が大きくなる4月下旬~5月頃になってから肥料を与え始めます。
実の色付きをよくするため7月までは肥料を効かせておき、8月にいったん肥料切れの状態にします。
秋肥は9月~11月の間にしっかり与えてください。
肥料はリン酸分を多めに与える必要があるので、油かすに骨粉を5割の割合で混ぜて与えましょう。
土作り 用土は、赤玉土の単用が基本ですが、ご自身で用意する場合は、
赤玉土、桐生砂、腐葉土(6:2:2)を合わせたものでも大丈夫です。
または、赤玉土、腐葉土(6:4)の割合で混ぜた土を用います。
病害虫 シンクイムシ、アブラムシ類など
実を食害するシンクイムシには特に注意が必要です。袋かけをして防ぎましょう。
そのほか新梢や枝などで吸汁するアブラムシ類にも注意が必要です。
よく観察して見つけしだい取り除いて下さい。
植え替え・株分け 植え替え
根の生育が旺盛で根詰まりしやすいので、1,2年に1度、基本用土で植え替えます。
適正時期は12月〜3月頃。
鉢から株を取り出し、古い土を落とし腐った根を切りましょう。
根の整理は大胆に行います。
その後、一回り大きい新しい鉢に新しい用土で植え替えます。
お水をたっぷり与え、風通しのよい明るい日陰で管理しましょう。

※カリンは盆栽の場合、株に対し大きな実がつくことになります。
結実したものをすべて残し、大きくしてしまうと株が弱ってしまいますので
小さな盆栽であれば、1個~2個、大きな盆栽でも、4個くらいを目安に実を残すようにしましょう。

株分け
増やし方は、「種まき」「挿し木」などがあります。

「種まき」
熟した果実から種を取り出して種まきをします。
果実から種を取り出し、水で果肉を洗い流します。
種をビニール袋に入れて密閉し、冷蔵庫で保管しましょう。
3月~4月頃で種を取り出し、育苗箱や鉢に植えましょう。
十分に発芽するまでは、土を乾燥させないように気をつけ、明るい日陰か半日陰で管理しましょう。

「挿し木」
6~7月に、春以降に伸びた若い枝を10cmほど切り取り、下半分の枝と葉を全て切り落とします。
切り口を斜めに切り取り、1~2時間水につけます。
鉢や育苗箱に赤玉土小粒を入れて湿らせておき、枝を挿します。
終わったら、たっぷりと水やりをしてください。
その後、風通しのよい半日陰で管理しましょう。
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