
真弓(マユミ)荒皮性
- 科 名
- ニシキギ科
- 属 名
- ニシキギ属
- 学 名
- Euonymus sieboldianus
- 原産地
- 日本各地、サハリン、朝鮮半島南部
- 草 丈
- 3m
- 開花期
- 5月~6月
- 花言葉
- 『真心』『あなたの魅力を心に刻む』『艶めき』
実がなる
花が咲く
紅葉する
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真弓(マユミ)荒皮性とは
かわいらしい実と美しい紅葉が特長で、花と実と紅葉と四季が楽しめるニシキギ科の植物です。
4月~5月頃に、葉の生えている部分から花序を伸ばし、小さな4枚の花葉がついた花を咲かせます。
その花は若緑色から可愛らしいピンク色、朱色へと変化し、熟すと四角い果実は割れて、中から赤い種子が顔を出します。
真っ赤な種子は落葉後も残り、マユミの見所でもあるその寒樹姿は、江戸時代の掛け軸に描かれているような美しさです。
真弓という名は昔、マユミの木で弓を作ったことに由来します。
元々日本に自生している植物なので丈夫で育てやすく、庭植は剪定もあまり必要がないため初心者の方にもオススメです。
荒皮性(あらかわしょう)とは、若い樹木でも樹皮が荒れて老木の様な古さが演出できる性質のことで盆栽界では好まれています。
日当たり・置き場所 |
日当たりを好む樹木なので、美しく紅葉させるためには なるべく日の良く当たる場所で育てましょう。 葉が強い日差しに弱いので、梅雨明けから夏の間は西日に当たらないよう 半日陰に置き葉焼けを防ぎます。 9月頃になったら再びよく日に当てて下さい。 冬は寒風を避け、鉢土が凍らない様に保護してください。 |
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水やり・肥料 |
水やり とても水を好み、成長期の間は水やりしてもすぐに鉢が乾いてしまいます。 乾燥に弱く、水切れをさせてしまうと実付きが悪くなるので 春秋は1日1回、冬は2日に1回、真夏は2回水を与えましょう。 7月を過ぎると成長が止まるので乾き気味に管理します。 表土が乾いてきたらしっかり水やりをするようにしてください。 また、花に水がかかると花粉が流れて傷むので、 開花中は花に水がかからないように注意してください。 肥料 肥料は少ない方が良いでしょう。 2月と8月に油かすに骨粉を混ぜたものを、一握り程度株元におきます。 |
土作り | 水はけが良く腐葉土のたっぷり入った土が適しています。 |
病害虫 |
春~秋にかけて、アブラムシやカイガラムシなどの害虫が発生することがあります。 カイガラムシは、発生した頃に薬剤を散布するがブラシなどで駆除できます。 予防を兼ねて、月に1~2回薬剤を散布しましょう。 |
植え替え・株分け |
植え替え 根の生長が早いので、1~2年に1回を目安に植え替えます。 適正時期は10月〜11月頃、または落葉中の2月〜3月。 鉢から株を取り出し、古い土を落とし腐った根を切りましょう。 その後、一回り大きい新しい鉢に新しい用土で植え替えます。 尚、マユミの根は浅い部分に広く張るので、植え穴は大きめに掘ります。 そして倒れないように支柱を立てます。 植え替え終わったらお水をたっぷり与え、風通しのよい明るい日陰で管理しましょう。 株分け 「挿し木」と「種まき」「とり木」で増やす事ができます。 「挿し木」 適正時期は2月〜3月ころ。または7月です。 枝先を長さ5cm程度切り取り、1時間ほど水にさしておきます。 剪定の際に切り取った枝を使っても良いでしょう。 その後、切り取った枝を、新しい鉢に新しい用土で植えつけましょう。 お水をたっぷり与え、用土が乾かない様に、風通しのよい明るい日陰で管理しましょう。 「種まき」 10月〜11月ころ、熟した果実を採取し、水で洗って果肉を完全に取り除きます。 種を湿らせた砂に埋めて保存しましょう。 そして3月に種をまきます。 種を殻から取り出し、水に1日以上浸しましょう。 種まき用土などを入れた育苗ポットに植えていきます。 後は、日陰で土が乾燥しないように管理しましょう。 種が発芽し十分に育ったら、鉢に植え替えましょう。 「とり木」 茎や枝の一部を傷つけ、その部分を水苔で覆って発根させ、切り取る方法です。 水苔を1~2時間水に浸します。 茎や枝の中心部分にある固い芯だけを残し、3~4cm位の皮をぐるりと剥ぎます。 皮を剥がした部分に水苔を厚みにムラが出ないように巻きつけます。 上から透明なビニールを巻きつけ、ビニールの上下をヒモでしっかり縛ります。 その後、発根が確認できたらビニールを外し、水苔を軽く取って親株から切り離します。 切り離した木を新しい鉢に新しい用土で植え付けましょう。 |