
長寿梅(チョウジュバイ)
- 科 名
- バラ科
- 属 名
- ボケ属
- 学 名
- Chaenomeies speciosa
- 原産地
- 中国
- 草 丈
- 30cm〜1m
- 開花期
- 4月~6月
- 花言葉
- 『誘惑的な恋』
外が好き
四季がある
花が咲く
紅葉する
落葉する
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長寿梅(チョウジュバイ)とは
縁起の良い言葉で贈り物にも人気のある「長寿梅」花物盆栽でもっとも人気が高いといわれています。
「梅」とつきますが、梅ではなく、バラ科ボケ属のボケの仲間で、四季咲き性の落葉樹です。
四季咲き性とは、生育に必要な最低気温があれば、1年中花を咲かせられる性質をもつ植物のこと。
花は、赤花と白花がありますが、盆栽としては赤花が多く見られます。
長寿梅は、盆栽として、一年中お花を楽しむ事ができる数少ない植物です。
幹肌は古い樹の独特の味わいと、そして、可憐で美しい花は見ている人の心に安らぎを与えてくれるでしょう。
樹勢も強健で、初心者の方にも育てやすい品種です。
日当たり・置き場所 |
年間を通じて風通しの良い所で育てます。 春~秋は室外の日当たりが良いところに、夏は半日陰に置きます。 冬も基本的に室外で風や霜除けのある、陽だまりに置きます。 室内で鑑賞したい場合は春から秋は2~3日、冬は1週間程度だけにしましょう。 その際、冷暖房の風が直接当たらないように注意が必要です。 |
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水やり・肥料 |
水やり 水を好むので乾くたびに十分与えましょう。 春〜秋は1日に2回、冬は2~3日に1回が目安です。 鉢底から水が流れるくらい与えてください。 高温多湿の時期には過水が根腐れの原因になるので、表土が乾いてから水やりをしましょう。 肥料 真夏をのぞく4月〜10月の間に月1回有機性の固形肥料を置きます。 月1回の置き肥が望ましいですが、徒長することがあります。 管理が行き届かない場合は肥料を少なめにしましょう。 |
土作り |
水はけのいい土が適しています。 赤玉土、腐葉土、川砂(5:3:2)の割合で混ぜた合わせた用土 または赤玉土と桐生砂の割合を(7:3)にするのがおすすめです。 |
病害虫 |
長寿梅で注意しなければいけないのは、根頭癌腫病です。 根を観察し、コブが出来ていたら切り離して消毒殺菌をしておきましょう。 また、剪定の際のハサミは必ず消毒したものを使い、作業後使ったその他の道具も消毒殺菌しておく必要があります。 新芽にはアブラムシやハダニなどの害虫がつきやすいので定期的に殺虫剤を散布しておくと安心です。 発生を防ぐ為にも普段から風通しの良い場所で管理しましょう。 |
植え替え・株分け |
植え替え ボケの木は、2,3年に1回を目安に植え替えを行います。 適正時期は9月~11月です。 鉢から株を取り出し、古い土を落とし腐った根を切りましょう。 根が傷つかないように丁寧に扱って下さい。 その後、一回り大きい新しい鉢に新しい用土で植え替えます。 お水をたっぷり与え、風通しのよい明るい日陰で管理しましょう。 ※植え替えの際には根を良く観察してコブができていないか確認し、 コブが見つかったら切り離して殺菌剤でよく消毒します。 根をヤシマストマイシンなどの殺菌剤で消毒してから清潔な用土に植え付けるようにしてください。 株分け ボケの木は「挿し木」と「根ふせ」で増やすことができます。 「挿し木」 適正時期は6月、または9月〜10月です。 枝を10cm程度の長さに切り、切り口をしばらく水につけておきます。 水から取り出し 切り口に成長剤をまぶします。 その後、新しい鉢と新しい用土を用意し土に挿しましょう。 お水をたっぷり与え、用土が乾かない様に、風通しのよい明るい日陰で管理しましょう。 「根ふせ」 5~10cmほど太めの根を切り、赤玉土の上に横に寝かせます。 根が隠れる程度に薄く土をかけて、明るい日陰で管理しましょう。 十分に育ったら、鉢に植え替えましょう。 |